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焼き物の歴史 土器の時代|陶器の時代|磁器の時代土器の写真
■陶器の時代(古墳時代〜江戸時代)

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陶器の時代

3世紀の終わり頃の古墳時代に須恵器(すえき)と呼ばれる焼き物が登場します。本格的な陶器には及ばないものですが、土器と異なるのはロクロで成形され、地下及び半地下の窯(穴窯)で焼かれて温度がかなり高くなり、焼き締められていることです。また、焼くときの空気を調節して、酸化と還元炎の調整が可能となります。
須恵器の起源は朝鮮からの渡来陶工に始まり、古代日本の全域に普及し、平安時代の終わり頃には瀬戸で須恵焼の伝統から脱して日本的な焼き物となり、常滑、伊賀、丹波、備前、唐津などの主要な陶器産地に発展します。
窯は近代初頭には短室から連房式の登窯に発展します。また陶工は江戸時代を経て今日まで伝統として続いており、私たちの身の回りにもたくさん使われています。

陶器の形

陶器は古墳時代に朝鮮半島から伝わり、それまでの土器に代わります。
最初の陶器は須恵器と呼ばれ、専用の窯(穴窯)で焼くため、固く壊れにくい特徴があります。形も多様となり、様々な機能に細かく分かれます。
また、それぞれの地域に窯場を作るようになります。

陶器のつくり方

陶器も自然乾燥の粘土を原料とするのは土器と同じですが、粘土を水でこして精製し、1000度以上で焼き締めるため、地下式や半地下式の窯がつくられます。また、釉薬(うわぐすり)もかけるようになります。
焼き締まっているため、非常に固く、吸水性はありません。

資料提供:佐世保市うつわ歴史館
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